ブログトップ

平井本店ブログ 

mnbcpt2.exblog.jp

明治17年 ( 1884年 ) ~ 岡山市出石町で小さな備前焼の店をやっています

使い始めの湯煮




購入したうつわを使い始める時

湯煮をした方が割れにくいって言いますね






なんでこんなことするの?

って疑問に思いますよね



c0336408_18073593.jpg



窯の中での様子を想像してみると

例えばですが、

うつわの片方の側はものすごい高温にさらされているけれど

もう一方の側はそうでもない…ということが置かれた場所によってでてきます

たくさんの作品を一度に焼くので必ずそういうことがありますよね






ひとつのうつわの中でさらされた温度が違えば

焼くことによって生じる土の変化にも差があります






それを…

あったかいお湯に入れて全体を包んであげると

その差の中にお湯が入り込んで誤差をほぐしてくれます

均一になる感じです






備前焼の場合の湯煮は

お鍋の中で水から沸騰直前まで火にかけて

すぐ火を止めてゆっくり自然にお湯が冷めるまで

放置しておけばOKです






備前焼の土の気持ちになってみると



掘り起こされて
  

練られて
  

捻って形を与えられて
  

窯の中で焼き上げられて
  

いろんな旅をしてきたなという感じでしょうか







人間もどこかの旅から自宅に帰ってきたとき

まずお風呂に入って疲れた身体をほぐしたいと思いますよね

うつわもそんなイメージで


お疲れさん

お風呂でも入って

疲れをゆっくりほぐしてね


と、ちょっとひと手間

お湯で疲れを取ってあげるといいかもです








c0336408_23540220.png







[PR]
by mnbcpt2 | 2017-06-30 09:11 | ● 備前焼

by * H i r a i